第17捕虜収容所


鑑賞してまいりました。


まだご覧になっていない方は、予備知識なしに行かれた方がよいと思うので、
大した感想は書けませんが、念のため畳んでおきますね。




え〜っと、どうなんだろな。
実のところ、私のなかでは今イチ消化できてないんですね。
笑いどころはいっぱいあって、すごく楽しかった。
それは間違いないのですよ。
オヤジ素敵やわ。おもしろすぎる。
先の見えない満たされない環境のなかで、
つまらないことでも笑ってなきゃやってらんない人たちの
やりきれなさが痛かった。
私が消化できていないのはエンディングなのかな。


武器庫の爆破に喜びに沸くバラック人々のなかで、
リーダーが呆然としていた。
そして、それに気づいたハリーも呆然としていた。
あれはなんだった?


逃走していったふたり。
で、残されたバラックの人々は?
ダンバーを逃がすことができたからってどうなんの?
彼らに明日はあるのか?
セフトンは逃げられる自信があった。
だから、「俺が行く」と言った。
それは、もし他の人間がダンバーと共に逃げた場合、
自分に明日はないことがわかっていたから?
「仲間を裏切ったことはない」と言い切ったセフトンだったけど、
最後は逃げた?


とかなんとかグズグズ考えていたら、
なんなんだよー!とスッキリできなくなっちゃた。
ん〜。


セフトンさんの立ち位置(下手側)からけっこう近い席で観させていただいたので、
近くにずーっとセフトンさんがいらっしゃる。
でも、舞台中央ではドタバタやっている。
セフトンさんは観たいけど、そっちが気になる。そら、話の本筋ですからね。
ということで、ほぼ蚊帳の外のセフトンさんをあんまり観てない気がするなー。
憎たらしー言葉を吐く、憎たらしーセフトンさんはちゃんと記憶に残ってます。
けど、たばこを吸っている姿をもっと観察したかったなー。
次回の大阪公演では、もっと視点を変えて、いろいろ観察してみようと思います。
なんか気づかなかったことがあるかもしれないものね。