版画展


ステキなことがありました。
今日、神戸市立博物館へ「受贈記念 川西祐三郎展 〜版の軌跡〜」という版画展に行ったのですが、
入り口でチケットを買おうとしていたところ、
見知らぬおじさんが「これ1枚余ってるからあげるわ」と無料観覧券を差し出してくださって、
サササッとどこかへ立ち去られたのです。
あまりの突然のことに、あまりお礼もできずなのが心残りですが、
いやー、びっくりした。
でも、とてもうれしかったです。
見知らぬおじさん、ありがとう。
だれかにいただいた親切を私もだれかにつないでいかねばな。


さて、その版画展、ステキでした。
神戸の人にはおなじみの絵なのですが、ほかの地域の人にはどうなのでしょうかね。
おみやげ物で有名なゴーフルの缶にもプリントされていたりします。
こんなん↓かわいいなぁ。


極限までそぎ落とされた線で描かれた大胆な構図と
光と影と、黒と鮮やかな色とのコントラスト。
何版にも分けて彫って、刷って…と考えると、ものすごい手間がかかっているわけで、
すごいなぁ。と感心するばかり。


1970年代の版画が好きです。
ヨーロッパシリーズにしても、日本の風景にしても、
とても色鮮やかで、楽しくて。


1923年生まれのもうじき90歳というおじいさまなのですが、
新しいものができたときは誰よりも早く作品にするようにしているとのことで、
神戸空港ができたときにも完成前にヘリに乗せてもらって作品を作り、
昨年にもかなり大きな作品を生田神社に奉納されていたり、
ものすごいバイタリティです。
私の大好きな影絵作家・藤城清治さん(1924年生まれ)と並んで、
おじいちゃんホントに元気だなー。
これからもお元気で作品を作ってください。


ゴーフル買おうかな。