親指さがし

パンフレット子供時代編



昨日、仕事終わりに間に合ったので
親指さがし」を観てきた。
初日からキッチリ観に行くとは、
私もなかなかのファンやなー。(なにをいまさら!)


内容に触れずにバクッと言うと、
三宅さんも「ホラー映画じゃないと言っても過言じゃない」と
パンフレットに書いてらしたけど、これはホラーじゃないね。
いや、ホラー映画って観たことないし、その定義もわからんけど、
血がプシューッと飛び散ってギャーってのとは違うかな、と。
むしろファンタジーなんじゃないかと思った。
最後の方のシーンを観たときに。
でも、ファンタジーにするには救いがなさすぎるか…
だれも救われなかった、ような気がします。
残された人々も結局また心に別の闇を抱えることになったのではないのだろうか…。
そういうことだったのか…というお話でしたが、
知恵が一番かわいそうというか悲しいね。
親指さがしをしようと言った由美子の想い、
引きずる武の想い、自分の報われない想い。
全部知ったまま20歳まで生きてきて、
これからも生きて行かなきゃならないのがね、悲しいね。


三宅さんは、感情の変化というか人格の変化というか、
そういうのを非常にうまく演じられていたと思います。
後半の目はなかなかすごいな、と。
知恵に廃ホテルの前で話す口調は
「甘えすぎだよ、オマエ!」と思いましたけど、
それも12歳のころのままの感情になってのことだったら、
まぁそういうものかなと納得してみる。
最後の最後の表情と、赤いフードを被って佇んでいる姿が好きです。
あと、カラダに包帯巻いた姿もステキでしたね。
うふふ。


綾役の流奈ちゃんはどっかで聴いたことのある喋り方やなーと思ったら、
映画「疾走」に出てたのですね。
そうか、そうか。あの掴み所のない喋り方はそうだったか。


ずーっと前に買った前売り券がまだ残っているので、
今度は違う劇場で観ようかしらね。
なにか見えていなかったことが見えてくるかもしれないしね。
いつ行こうかしら。


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すごいねー。これは利用しない手はないでしょうよ。
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