名画座


いま、映画を見たい、本を読みたい期。
ちょうど[キネマの神様]を読んで、パルシネマへおでかけ。


●5月
ジャージー・ボーイズ][グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札]2本立て

●[ジャージー・ボーイズ
ずっと見たくて、DVDレンタルしようかと思っていたときに
パルシネマでかかると知って運命だなと足を運んだ次第。
歌がメインのミュージカル映画的な物かと勝手に思っていたら、意外と人間ドラマだった。
私は「フォーシーズンズ」も「フランキー・ヴァリ」も全然知らないんだけど、
ジャニーさんが憧れたアメリカのショービズの世界を見てみたかったんだ。
で、フランキー・ヴァリの「君の瞳に恋してる」の裏にはそんな出来事があったのかとビックリした。
KinKiさんやJr.のみなさんが陽気に歌ってるから、そんな背景があるだなんて思いもしなかったよ。
これからもっと心して聴きますね。
最後のミュージカル的なシーン、よかったなぁ。
心が躍った。
素敵だった。
この時代の音楽、いいもんですね。もっと知りたくなった。
全体として思っていた方向と違っていたので、ちょっと「あれ?」感が拭えなくて、
自分が悪いんだけどもったいないことした…まっさらな心で見たかったなぁ


●[グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札]
ニコール・キッドマンの美しさ、風景の美しさ。
あとはあぁそうなのか。ってことで…


●6月
繕い裁つ人][紙の月]の2本立て

この2本立て、強い。名画座ならでは。


●[繕い裁つ人
チーズケーキ食べたい。サンパウロのチーズケーキ。
でも実際にはあの形のチーズケーキはないそうで。残念。
美しい人は藍が似合う。
市江さんのまとう服が美しくて素敵だったなぁ。
あんな風に美しく服が着られる人になりたい。
あとは、夜会の映像の美しさ。
あれ花鳥園(現・神戸どうぶつ王国)なんだね。あんな美しいところがあるんだねぇ。知らなかった。
けど、神戸を舞台にしていると宣伝しているけど、誰も神戸弁を話さないんだね。
生活感を排除するためかな。別に神戸のお話とは言っていないからかな。
ストーリーとしては、んー…
人の手で創り出す大切な技術と心が失われつつある今、大切なことを教えてくれているのだと思う。
けど最後、えっ!と思っているうちに終わり、突然の平井堅さんの軽やかな歌。
えーっ!てずっこけそうになりました。


●[紙の月]
繕い裁つ人]は神戸ロケを前面に出して宣伝してたけど、[紙の月]もけっこうあちこちでロケしていたみたいで。
出てくる電車が神戸の地下鉄っぽいなーって思ってたけど、本当にそうだったとは。
しかもあの駅が名谷駅だったとは!全然気付かなかった。あとから調べてビックリし通しだ。
神戸市交通局 KOBE CITY沿線NAVI


破滅が待っている先をヒリヒリしながら見届ける。
人間はもろくあれよあれよという間に転げ落ちていくんだね。
こわい。
こちらも別の意味で最後にえっ!と驚かされた。まさか!




残念ながらどちらの作品も私にはあまり強くは響かなかった。
いま色々鈍っているのかな。気持ちが。
もっとハッピーな作品が観たい気分なのかも。
次は今週から始まる「シェフ〜三ツ星フードトラック始めました〜」「はじまりのうた」の2本立て。
これも絶対観に行く!


キネマの神様 (文春文庫)

キネマの神様 (文春文庫)