非日常



朗読活劇“一期一会”『義経』/薬師寺 大講堂特設舞台
を観に行って参りました。
いま話題の大 沢 た か お さんが語り手として出演なさっている朗読劇。
キーボードと三味線(吉田兄弟)とダンサーの女性が時折混じりながら、
大沢さんひとりが、義経の生涯を独りでいろいろな人物を演じ分けながら
語り続けるというなんだか不思議な空間。


大沢さんは、2時間以上のひとり舞台の台詞をたぶん全部覚えてらした。
ナレーション的な部分で本を手にされるけれど、全然読んでいなかった。
俳優さんてすごいね!
お仕事なんだから、当たり前じゃないかといわれそうだけど、
人の一生分の出来事を覚えるってね、すごいね。
演技どうこうというよりも、そこに少し感動した。


せっかくなので、お着物を着た大沢さんのステキさを書いてみたいところなのですが、
席がね、びっくりするくらい端っこで、目の前には舞台も何もない。
舞台ははるかむこう。首が攣るかと思うくらい左向きっぱなし。
そんな感じだったので、あんまりちゃんと見えなかったのだよね、残念無念。
ま、しかし、「朗読活劇」とはどういうことが行われるのかと、去年からとても気になっていて、
気になるならば観に行けばいいじゃないかとチケットを取ってみたわけで、
普段体験できないお寺の雰囲気とか、普段聴くことのない三味線とか、
とてもいい経験になりました。


あ、あと、ネスレさんの特別協賛だったので、
ネスカフェバリスタを使った、コーヒーの試飲がありました。
幕間に灯篭とライトアップされた塔を見ながらコーヒーをいただく。
なんか不思議な贅沢な時間だった。